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2023-06-15 07:00:00
映画「レナードの朝」
ペニー・マーシャル監督「レナードの朝」
(原題:awakenings(目覚め、覚醒)
【あらすじ】
セイヤー医師(R・ウィリアム)は、嗜眠性脳炎によって30年もの間意識のなかった患者レナード(R・デニーロ)にパーキンソン病の治療薬を投与することで奇跡的に意識や身体能力が戻ります。目覚めるとレナードは少年期からの30年間の記憶はなく、新たな生活に喜びと戸惑いの中、次第にその効果が薄れていきます…。レナードとセイヤー医師の2人の友情や苦悩が入り交じるヒューマンストーリーです。
【コメント】(岩井)
医師の情熱、患者の内なる声に耳をかたむける医療スタッフ。そして患者側の視点、治る喜びと再発の恐れ。ペニー・マーシャル監督は、実話を元に丁寧にそして繊細に描いています。
「人生は喜びであり、贈り物であり、自由で素晴らしいものだ」レナードは、目覚めて「普通の生活」を過ごしてのセリフは、日常を当たり前に過ごしがちな私にハッとさせられるシーンでした。
この映画を脳神経内科医の長谷川嘉哉先生が「医療介護学生に見て欲しい映画」として、医学的な視点で解説しています。